2月4日は「世界対がんデー」
新聞によると、今日はがんへの意識向上を促す「世界対がんデー」だそう。
世界的に活躍されている、日本のミュージシャン、坂本龍一さんが中咽頭がんを経験されたそう。
その坂本さんへのインタビュー記事が掲載されていた。
抜粋を、私の日記、徒然なるままに記載させてもらう。
がんの究極の原因は「生きていること」なのですと。
人間は、愚かなもので、自分の意識、つまり脳だけが過剰に肥大している。
自分がコントロールできている部分なんて、僕は5%くらいじゃないかと思っている。
後はDNAが受け継いでいる生命システムが働いてくれている。
自分の意識だけが自分の生をきめているなんて、錯覚にすぎない。
こうしたことは、以前から観念的に考えてはいたのですが、がんになり、自分の体の中で起きた異変を通して、自分の生は自然の中の一部なのだと実感しました。
人間も動物も生まれたときから死に向かって歩いているんだと。
坂本さんはがんを公表したら「実は僕も」「私も」と告白されることが多くなりました。
意外と隠している人が多い。
健康だから強くて尊い?
病気になるのは弱くて価値が低くなる?
そんな偏見や差別は無知としかいいようがない。
健康なのは、その人が偉いからではないのです。
不思議なもので、僕はがんを経験した方に、家族や親戚のような親近感をもつようになっていました。
がんは難しい病気です。
でも、ともに向き合っていきましょうと、結ばれてあった。
私も退院した当時は、坂本さんの考え方に似通った意識を持ったことがあった。
一生の間に2人に1人が、がんに罹る時代、そしてがんと共生する時代、がんを患うことは、もはや特別なことではない。
医学が進歩したいま、神様が与えて下さった生への領域を、私なりに有意義に生きていきたいと思っている。