木々に囲まれ暮らしていること
子供のころからガーデニングが好きだった。
結婚30年目にして、念願かなって分不相応な家と雑木の庭が持てた。
雑木は大きく育ち、下草は増え続けている。
幸せなことに、わたしは、庭によってどんなにか癒され、慰められ、感性を育んでもらったか、その深さは計り知れないものがある。
だが、いまは、愛する広い庭が、むしろ私の身体の負担になっている。
目下のところ私はそこが悩ましい。
主人は、全然そんなことに悩んではいない、精力的に身体が続く限り庭仕事をしたいという。
ご近所の方はご主人の身体は「鋼(はがね)入りね」とおっしゃる、庭仕事のお陰であることだろう。
中庭の黒竹は和風の趣きがあってよいが、それも春に枝の剪定はする。
時代は緑豊かな自然を求めているが・・。
身体に負担のかからない、よい気候になった。
空き時間に庭まわりの手入れをしていたら、「アキアカネ」が止まっていた。
ふと、私にはそれを受け継いでくれる家族がいる事に気づいた。
真摯に生きてきた、あとはなるようになると思っている方がよい。