孫の大学まで生きられて
東京オリンピックまで生きられるかしら、基幹病院ができるまで生きられるかしら、孫が大学まで生きられるかしらとその時々に想って生きてきたが、過ぎてみるとあっというまだった。
今日はサツマイモ紅あずまを焼いた。
時々竹串をさして焼け具合をみながら。
ねっとり甘く美味しい。
焼き芋の大好きな友人にお持ちしよう。
孫息子が大学受験で追い込みの頃、薪をくべながら朝方まで勉強をしていた。
薪ストーブのそばの棚に、私が大好きな孫の写真が飾ってある。
森の美術館の館長さんが写してくれた一枚の写真。
ひょうきんなところがある孫は頭におしぼりを載っけていた。
薄汚れた写真になってしまったが思い出は懐かしい。
将来どの分野に進むのかと私は内心気にかけていた。
生物と化学が得意だと言っていた。
お陰様で県都の薬科大学に合格できた。
ホッとした。
好きな分野があることは何よりのこと、孫息子のことだからどんな状況下であっても、逞しく生きてくれることだろう私は静かに見守っている。
(2022.02.15 火曜日 10:41 記す)