花によって救われる
小学校低学年の通知表には、内気で消極的な性格であることがいつも記載されていたわたし。
それではいけないと目覚めたのは、小学校5年生時のあることがきっかけだった。
しかし、75歳になっても性格の根底は変わっていない。
あることで涙してしまった。
そんなときは友人や家族に話を聞いてもらう。
白と濃紺のコントラストの美しい「縞アサガオ」を、花壇の中に見つけた。
その美しさに、わたしはいっきに気持ちが和らいだ。
「縞アサガオ」は一つとして同じ縞模様はない。
一生順風満帆で幸せなんてありえないもの。
これからは、若いころとは違う乗り越えなければならない山が沢山あることだろう。
未知なるこれからの人生が、本当の正念場かもしれない。
しかし、有難いことに私には慰めてくれる花がある。
私には、花によって気分を転換できる幸せがある。