70代のドライブで想うこと
戦中の物資のない時代に生まれ、その時代その時代を一生懸命働き、いまは物が溢れてかえっている時代になりました。
私たち昭和年代、主人たちは「働き蜂」と呼ばれる時代でした。
そのような暮らしの中でも主人には趣味がありました。
その趣味の一つにドライブがあります。
主人は子供のころから馴染みのあるこの地を、最近とくにドライブしたがります。
一年に数回は訪れるところです。
それは、主人好みの麹の量が多い「農家の手づくり味噌」が、おいてある直売所があり、そして、このあたりで収穫される「コシヒカリ」を買うのがお目当てです。
先日もそれらを買いに訪れたときの、田園と里山の風景です
その里山にアウトドア総合商社があります。
ドライブでよりたかったのでしょう、
コロナ禍をきっかけに、さらにナチュラルライフスタイルが広がっていることを痛感します。
キャンプ人口はますます増え続けているようです。
広大なキャンプフィールド。
世界に先駆け「オートキャンプ」スタイルを提案した会社なんですね。
年齢的に覚悟はあるのでしょうが、まだまだやりたいことがあり、生への未練はつきないことでしょう、私もそうですから。
朝、主人の血色と声の張りと朝食をそれとなく毎日観察しています。
「旺盛な食欲」「しっかりとれる睡眠」「快便」。
そして「庭仕事」、気力、体力はまだまだあるようです。
「意のまゝに生きることが人生」である主人は、病気や健康について積極的に知識を得ようとしないタイプなんですね。
主人の家系は私が知る限り、案外このようなタイプの人が多かったようです。
多分に遺伝的要素も大いにあることでしょう。
高齢になった私たちの人生に早晩、それぞれに終着駅が訪れるでしょう。
その日まで精一杯生きたいものと、主人の後ろ姿をおいかけている私です。