ぶれない生き方
長年連れ添っても、いまだに私の少ない語彙のなかから主人について、語ることは難しく、主人が病気を患って始めて知った以外な一面でした。
たとえ基礎疾患や癌があるにしても、やりたいことが先に立ってしまうところが、すごい人かもしれないと感じています、、
毎年冬の暖房に使う薪は、製材所からでる角材をトラックで届けてもらっています。
薪ストーブ生活を始めてはや20余年が過ぎようとしています。
良く続いたものです。
うちの人は若いころから一貫して考え方にぶれがない人、そして私は若いころからぶれまくりの人で、対照的な夫婦かもしれません・・
病気になっても、ブレずにこの暮らし方を続けているので、ある日、薪ストーブ生活をしたいと思ったきっかけについて主人に尋ねたところ、1980年代ころの不朽の名作アメリカのテレビドラマ「大草原の小さな家」に大いに影響をうけ、将来家を建てるならと夢見ていたそうです。
わたしは、そんなことは思いもよらずにいました。
それから20年後に、主人念願のスローライフのちょっぴり真似事が実現できたのでした。
この暮らし方になって20数年の時が経ちましたが、まだ変わらず現在に至っております。
年齢だけでさえ体力の衰えがあるのに病気も抱えていますが、気力はまだまだあります。
一度限りの人生を単調で平凡な人生を選ぶよりも、様々な経験や体験をして生き切った充足感のある人生にしたいと、主人はつねづね語っています。
いままでも、そしてこれからも充分に満足したスローライフな暮らし方を送ることでしょう。
息子夫婦とは多分生き方が違うでしょう、にも関わらず、私たちがスローライフの真似事的な生き方を貫き通してこれたのも、息子夫婦の理解があればこそと、ある時私は気づかされました。
「好きなようにさせて貰って有難いね、感謝しているよ」と息子夫婦に私たちの気持ちを伝えたことがありました。
主人の「生きる原動力」になっているのは、しっかり睡眠がとれ、晩酌をしながら、嗜好に合った食事を美味しくいただき、ほどほどにちょっとばかりのお仕事をし、好きな音楽を聴きながら庭の手入れや、家のことなど、する事がたくさんあること、それが、生命維持の秘訣になっていることでしょうね。
朝日を浴びアカメモチの剪定中です
自分の心に忠実に「ブレない生き方」をしている主人、私はいまの時代、いいぇいつの時代であっても大切なことだと確信していますが。