今日は夫婦で診察日
前後して肺腺がんを患って以来、私たちは定期的に主治医の先生に診察をしていただいている。
夫は肝臓にも出来たばかりの小さな癌があるらしい、どちらもまだ癌は小さく抗がん剤治療で抑え込んで下さったようだ。
主治医の先生は、穏やかで優しく、患者のこころに寄り添い真摯に向き合っ下さる本当に有難い。
私たちはいつも、いつもサポートして頂いている。
私たちにとってはかけがえのない存在だ。
お陰さまで、普段通り元気な日常生活を営んでいられる。
夫は「病」や「健康」に対して、ほとんど気にならない人で、したがって知識を得ようともしない人である。
煙草は56年間吸い続けてきたが、昨年76歳にして案外簡単にやめられた。
塩辛いものが大好き。
好むものを、あじわいながら美味しくいただく。
晩酌はゆっくり時間をかけて毎晩だ。
マイペースを貫き通し我が道をゆくタイプである。
私は合わせるタイプ。
今日、私はＣＴスキャンで見ていただいた。
ＣＴの結果をご覧になり「とくに問題はなく、血液検査もすべて正常値の範囲内でしたよ。」と先生はおっしゃて下さり、私はほっと胸をなでおろした。
お陰さまというよりほかはない。
往路と帰路では気持ちが心なしか違う。
稲刈りがとうに終わった新潟平野の田んぼでは、シベリアから飛来した白鳥の群れが遠くで餌を食べていた。
のどかな田園風景がひろがっていた。
平穏な日々が続きますようにと祈らずにはいられなかった。