雑 感
日差しが長くなっているのに底冷えする二月を過ごすと、季節は次のステップ北風と太陽の喧騒の三月がやってくる。
その後ようやく穏やかな春は訪れる。
ロマンチックな秋に対して、春を迎えるまでの気持ちはとても複雑である。
ところが四月になると、その気持ちが一変してなぜか気持ちはウキウキしたものだった。
もう私には、そんなウキウキした気持ちは全くと言っていいほど持ち合わせていない。
庭に出て様々思う。
庭の豊かな自然を見ていると生きる希望がわいてくる。
マル夫さんは寒い日も暑い日も庭と共に生きている。
今冬くべる薪の保管場所の確保を始めている。
野鳥がついばんだ「むべの実」がなっていた。
むべの実の傍に野鳥の止まる枝があった。
常緑のむべは春になると古い葉は落葉し若葉と交代する。
アイボリー色のクレマチスに似た小さな沢山の雄花と雌花が咲き誇る。
20数年このかた見続けてきた。
最近暇な日を過ごしている。
こんな余命の過ごし方をしていると、まな板の鯉のように思える。
こころの持ち方は正直に顔の表情に現れる。
このあとは寝るだけ、できる限り整った心で過ごしたいもの。
(2022.02.01 火曜日 19:24 記す)