日本茶を久しく飲んでいないことに気づいた
「おばあちゃんお茶のむ?」
姑さんが生きていたころ、朝のかたずけを終えるとリビングルームの大きな座卓に座っている姑さんに、日本茶を入れ二人で何やかやと世間話をしながらゆっくり会話することが常だった。
舅さんは、嫁と姑は業だとよく言っていたが、私は業の意味はいまだに分からない。
私が三十歳代後半のころには、姑さんは元来の裏表のない気さくな人柄の姑さんになり、私は姑さんと打ち解けた存在になっていた。
子供達から手が離れ始め、時間的ゆとりができていたころだったか記憶は定かではない。
姑さんと日本茶を飲みながら雑談していたことを思い出したが、透析を15年ほど続けていた姑さんは水分の制限があったかまた記憶は途切れている。
あれ以来、久しく飲んでいない日本茶が飲みたくなった。
こんなものを買ってきた。
久しく飲んでいなかった日本茶、カテキン効果が期待される私の身体。
使い込んだ茶器セットが出てきた。
地場産の手作り「鎚起銅器」製品の数々。
断捨離しなくって良かった。
日本の良さを見直そう。
楽しみながら急須でゆっくり淹れる日本茶の所作は大好き。
緑茶をゆっくり飲みたい。
(2022.01.30 日曜日 10:24 記す)