「生きることは挑戦すること」
主人の好むエンターテイナー、フランクシナトラの名曲「マイウエー」を、わたしはパソコンのユーチューブで聴いていました。
「生きることは挑戦すること」
パソコン画面の訳詞を目で追っていたら、主人の今までの生き方そのものであることに、はっとしました。
主人の心のうちをみたおもいでした。
涙がじわ~っと滲み、胸にこみ上げるものがありました。
相手の「真実のこころのさま」にわたしの目が向いていなかったのかもしれません。
あるいは知ろうともしなかったのかもしれません、
早晩いづれお互いに別れがあることへの、いいようもない寂寞感におそわれ、胸に迫るものがありました。
私が主人を語るよりもはるかに当を得ている曲「マイウエー」です。
「マイウエー」(フランクシナトラ)
__________________
人生の終わりに近づき
幕が下りようととしている今
友よはっきりと言おう
確信をもって言えることを
_________________
私は充実した人生を送ってきた
あらゆることに挑戦したが
それより大切なのは
自分の信ずる道を歩み
続けたことだ
__________________
後悔も少しはある
でもあらためていうほどのものではない
なすべきことをなし
全てをこの目で見続けてきた
_________________
進む道を自分で決め
裏街道を一歩ずつ慎重に歩んできた
そして何より
自分の信ずる道を歩んできた
_________________
人が生きることは?
自分を偽る人生には意味がない
祈りの言葉ではなく
正直な気持ちを言うのが生きること
_________________
苦難なときもあったが
私は信ずる道を歩みつづけた
_________________
裏表のない主人、明日したいこともある、明後日したいこともある、まだまだやることがたくさんあって死んではいられないといいます。
身体の衰えとともに脳の老化はさけられないもの、命ある限り最後のときまで「マイウエー」を貫いて欲しいといまは願っています。