処暑 雑感
処暑とは、ようやく暑さが収まりはじめるころ。
甕の傍に一輪のつゆ草が咲いていた。
マル夫さん(主人のことをブログの中でそう書くことにした)とお昼に「蕎麦」を食べに行き、私共専用の一人暮らし向けの小さな冷蔵庫を買ってくる予定でいた。
昨日は四季を運んでくる季節風「だしの風」がふいていた。
今は亡き母は、だしの風が吹くと頭痛がすると言っていた。
体調はいまいちだったが、昨日は10時半の予約で整形外科に。
帰るのは何時ころになる?私は出先は混み具合とかあるので予想はできないけれども11時半には帰れると思うよという。
整形外科の待合室で、独身のころ少しの間一緒に仕事をしていた後輩M子さんに、何年振りかでお会いした。
M子さんは、とってもスタイルが良くて「ミスコンテスト」に応募するとよいのにね、とある職員の男性が言っていたことを彼女をみるたびに思い出す、もうかれこれ50年余り前のこと。
整形外科は、背骨、骨盤、四肢などの治療に来られる患者さんが殆ど、
なのに久しぶりに会ったM子さんは、若いころのまま、背は高く手足はのびやかで背筋がすうっと通り、高齢者なんて呼ぶにはほど遠いスタイルをしていた。
レントゲン結果は大したことがなかったよう。
市内に住んでいても、縁がなければお付き合いすることもないもの。
M子さんは、とても性格の良い人、若いころとほとんど変わっていなかった。
お互いに予防接種は終わりマスクをしながら、すぐに打ち解けてお互いの近況を話しあった、M子さんは飾らない性格、など私は以前にもましてM子さんに好感を持った。コロナに気をつけながらもおしゃべりは楽しかった。
別れ際に、ついついコロナを忘れ、家に遊びに来てねと伝え別れた。
そこまでは楽しかったが、気圧の変化とともに、肩こりや頭痛が襲ってきた。
予定通りさあ~出かけようと、主人が私の部屋に誘に来てくれたが、頭痛が激しくなる一方、戸外はムシムシした風が吹いている。
不快指数100%の戸外、その気にならなくなって、(もう忖度はやめよう)悪いけどあなた一人でどこへでも行って食べてきてよ、とお断りしたらお昼は抜きにすると彼は鼻を曲げてしまった。
ちょっと余談になるが、仕事だけではなくすべてにおいて、頭の切れることで有名だったうちの人は、最近高齢者の脳老化現象でおめでたいところが見受けられるところがときにある、私はそのことをおもいだして、(・m・ )クスッと笑うことが度々。
私もうちの彼によく注意されるからお互い様ですが。。
男性は高齢になると怒りっぽくなりやすくなるが、それも話題をそらすことで避けている。
私にとってこのくらいの彼のほうがちょうどいい。
彼の名誉のために言わないことにしている、本人が一番自覚しているところかもしれないから。
マル夫さんに、夕飯もあなたの好きなものを買ってお料理してね、私のことは構わなくてもいいから。
私は昼抜きでベッドに横たわって過ごした。
夕飯は冷蔵庫にある作り置きのものでいただいた。
例え若い者と同居していても食生活が違うのでやむをえない。
私が嫁のころは、主人や舅姑たちにとってはいい時代だったかもしれない、世の中は全てにおいて、おおきな変革をもたらしている。
(2021.08.29 日曜日 10:11 記す)