園芸療法
主人は短期入院治療を終え、お陰さまで普段通り日常生活を送っている。
今も庭仕事に余念がない様子
老後のことも考えずに、チョット広めなお庭を作ってしまった。
二人で癌を患ったこともあり、庭が重荷になるようで気がかりだった。
しかし現在は、この庭があるお陰で、主人にとっては病を乗りこえる原動力となっているかもしれないと、ふと気づかされた。
20余年あまり毎早朝におき、目覚めの珈琲をのみ庭仕事をしてきた。
たとえ不摂生な生活を送る日があっても、この朝の庭仕事で身体がリセットされたのかもしれない。
孫の情操教育にも役立っている。
草花や木々や虫をなにげなく観察し、季節の変化を敏感にとらえているよう。
私たちと孫との間に、共通の話題がもてることは、世代間をグッと縮めてくれさえする
閻魔コオロギが部屋に遊びに来た時の写真が出てきた。
夜になると庭は虫たちの演奏会場となり、それはそれは賑やかなもの。
日本人にとっては秋の虫ほど、感性をかき立てられる虫はないような気がする。