佐渡の荒海で育った岩のり
近所のスーパーに夕食の買い物に行った。
お魚コーナーにはマル夫さんの好物が並んでいた。
北寄貝、ヤリイカ、佐渡の岩のりをカートンに入れた。
そのほかの買い物でずっしり重くなった。
最近はその重さが身にこたえる。
家族には免疫力のある食べ物、温かい食べ物を意識しながら作っている。
今日の買い物で私は、佐渡小木の岩のりが気に入っていた。
寒風が吹きすさび荒波が打ち砕ける佐渡の海岸。
波の穏やかな日に岩場の海苔を手で表面だけを指でつまんで採っている。
佐渡小木海岸の岩場に自生している岩のりを摘む様子は、寒い今の時期の風物詩。
テレビで見かけることはあっても、県内ではほとんど流通していなかった気がする。
生のりは静岡浜名湖産を買って、酢の物やお豆腐の味噌汁に入れて楽しんでいたものだった。
コロナ禍のお陰でしょうか、佐渡産の天然岩のりが一般の消費者の手に入るようになったことは喜ぶべきことだけれども、ちょっと複雑な心境にもなっている。
天然のものはその素材を味わうことが一番、小どんぶりに入れそれぞれの食べ方で食べてもらうことにした一品。
歯ごたえと岩のりの風味があじわえる、今ならではの旬のもの。
今日もスーパーで見かけたらまた買ってきたい。
(2022.02.19 土曜日 10:59 記す)