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「ゴヨ」は伝統野菜とよぶべき食材かもしれない

2021年12月27日 料理 [RSS][XML]

「ゴヨ」「ゴイ」(別名黒クワイ)は、子供のころ茹でてもらって食べた思い出の食材である。

時代と共に消え去りつつあったところ。

つい先日たまたま入った地元スーパーに「ゴイ」が数パック売っていた、わたしは今年お問い合わせのあった方に送ってあげたいと買い求めた。

ゴイ

茹でて皮を手で剥いておやつとして食べた、シャキシャキした歯ごたえと優しい甘さが懐かしい。

お問い合わせいただく方は、以前新潟県中越地区に住んでいらっしゃった方からが多い。

子供のころ食べた「ゴヨ」をもう一度食べてみたいと探していらっしゃるよう。



2015年に一度、私は「ゴヨ」を地元スーパーで見つけた。

2個を庭の火鉢のなかで1年間育てた経験を綴ったブログをご覧になって、年末のこの時期にお問い合わせをいただくことがある。

私の年代以上の方にとって非常に懐かしい食材である。

当時ゴヨ、ゴイとよんでいたが、新潟県の限られた地区にだけあったらしい、伝統野菜と呼ぶべき食材かもしれない。

いまは需要がなくなったことと、何より田圃に除草剤をまくことによって消えてしまった「伝統野菜」かな?

中国製の食材を取り扱っているお店に「黒クワイ」が缶詰になって販売されていることがある、日本の「ゴイ」よりサイズは大きい。

中華料理に入っているシャキシャキした歯ごたえのものがそれである。

日本の伝統野菜、たぶん私は嫌いな方はいないと思う「ゴヨ」が時代に合った料理の食材として、陽の目を見てほしいと心から願う。



(2021.12.27 月曜日 13:06 記す)

nokko |2021-12-27 |
ヒメサユリさん

「ゴイ」というのは初めて見ました、黒いんですね
こちらでは白いのは「クワイ」として売っています、正しくは売っていましたです
今はどこに行っても見なくなりました、サトイモさえもあまり
並ばなくなりました、若い方は食べないのでしょうね~
私も昔に祖母がお正月のお重に入れていたのを食べたきりです(;^_^A
祖母や叔母たちと過ごしたお正月を懐かしく思い出しました~。
ヒメサユリ |2021-12-27 |
nokkoさま

コメントありがとうございます。
新潟では12月31日に郷土料理をたくさん作って年神様をおむかえしますが、昔は手作業で稲刈りをしていたので農村では2月正月だったんですよ。

おせち料理はイタリアンなど若ファミリーが注文しました。
私が嫁をしていたころは姑さんがクワイの餡かけが好きで、クワイ料理を作ったものです。
今では、クワイもたべなくなりました。

ゴイは芽が出ているので縁起の食材です。

私たちの年代まででしょうね、ゴイを知っていてゴイを食べたくなるのは。
サトイモは「帛乙女(きぬおとめ)」という品種が盛んに作られています。
新潟の郷土料理「のっぺい」の主役はサトイモですから、、。サトイモも若い人たちはたべなくなった食材でしょうね。

それぞれ住んでいる地域によって食材に違いがあるのでしょうね。

今日は「村上の塩引き鮭」一匹さばきました。

食生活が洋風化しているので、郷土料理を作るのも主人が生きている間だけになると思います。

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