私はふるいかたち の人間
梅干しは嫁のころから、まいとし漬けてきた。
嫁だったころ、食べきれないほど梅干し漬けをつくったことを思い出した。
舅姑さんたちは好んでよく食べていた。
舅さんは食べた種を、器に戻す癖があり「おじいちゃん汚いよ」と私は注意したことが、たびたびあった。
姑さんはまな板の上で、ご飯をしっかり結び、大きな握り飯の真ん中に大粒の梅干しをいれ、焼き海苔の香ばしい山本の焼き海苔でくるんでいたことをふと思い出した。
旅行にでも持っていくために拵えていたのか、今となっては定かではない、2食分くらいの量を力を入れ握っていた。
いま孫息子が日の丸弁当が大好きでほとんど毎日弁当に入れてあげる。
それに「梅干しのおにぎり」が大好きな友人がいる。(姑さんと同じことを言っている)
さらにあなたの作った梅干し漬けは美味しいよねという友人がいる。
そんなこともあって、うめ干し漬けを肺腺癌が治癒して退院していた年いらい、ようやく昨年から、漬け始めた。
写真の梅干し漬けは、今までストックしてあったもの。
今年の梅漬けを一年間寝かせるために今日は今までのものを整理した。
何年度につけたものか記載がないけれども、梅干しにトロリとしたペクチンがゼリー状についていた。
昨年は、梅の生り年でなかったので、福井の「紅映」を買って減塩14%にして10kつけた。
縮緬紫蘇をたっぷり揉んで入れたので、梅干しは綺麗な赤に発色した。
一年たつと練れて美味しくなった「紅映」という品種。
今年は、うちでなった梅を、梅ジャム好きな次女がもらっていった。
我が家の梅漬けは、こぶりの「越の梅」を5kほどつけた。
土用干しが終わった赤梅漬けを、甕に入れ一年寝かせる予定でいる。
(2021.08.23 月曜日 19:38 記す)