春の雪が
朝5時に目覚めた。
キッチンの室温は14℃だった。
外はまだ暗い。
主人が淹れてくれた珈琲を飲みながら、新聞の見出しに目を通す。
夢中でお弁当作りや朝食の準備を終え、窓の外を見ると明るくなっていた。
白い雪景色にびっくりする。
立春を過ぎてから降る雪はすぐに消えてしまう。
「春雪」「牡丹雪」「淡雪」など美しい言葉で表現される。
今朝の雪は「べた雪」「濡れ雪」のよう、すでに雫となってしたたり落ち解けだしている。
朝食を終えると、夕食のロールキャベツの下ごしらえを済ませた。
「ロールキャベツ」にあう献立を考える。
頭は朝からフル回転している。