かぼちゃのある風景
ママは孫たちが保育園に行くまで子育てをしていた。
その後、若かった私共夫婦は孫をみながら、それぞれ仕事をしながら留守を守った。
70代で二人とも癌治療で入院をした以外は、お陰様で普段通りの日常生活を送ることが叶っている。
私は、毎日の二人の朝食と、それに月曜日から金曜日まで6人家族の夕食を作る。
お料理を作ることが大好きなので、手作り料理は苦にはならない。
疲れた日は疲れたなりの手作りメニューにする。
朝、カボチャ育ての風景をみてしみじみ思ったことがある。
私達夫婦は50代から趣味で始めた「雑木の庭&ナチュラルガーデニング生活」。
薪ストーブで暖をとる薪材と雨避け波板の上に、カボチャ栽培するこの景色は50代から続いてきた見慣れたもの。
「ロハスな生活」ブログを綴っていたころ度々この場面は登場していた。
懐かしいこのシーン。
新たなブログ「徒然なるままに」を綴り始めた頃は、肺腺癌治療のあとで体力が落ちていた。
何かと頼っていた主人が元気でいてくれていたことは、私にとっては心強かった。
しかし、程なく主人にも肺、肝臓に癌がみつかった、糖尿、肝臓、腎臓などの血液検査の値は気がかりだけれども、本人は深刻に考えるタイプではないことが私にとっては救いである。
二人にとっては70代に癌という試練はあったが、主治医の先生に支えていただきながら特に主人は生きていられる。
あの頃と同じような暮らし方ができる幸せな時間があることが、なんだかとても貴重で有難いものに思えた。
(2022.06.19 日曜日 09:54 記す)