赤い山茶花のはな
4時に目覚め、5時半にはキッチンに立った。
いつものように電気をつけ、エアコンをつけた。
ふと外を見ると、一輪の赤いサザンカの花がこちらを向いて咲いていた。
12月の早朝は薄暗いが、その日の朝は、満月の月明かり、あるいは朝焼けなのでしょうかいやに明るかった。
「山茶花のはな」と目があったような気がした。
にっこり微笑んでいるようでもあった。
まるで心ある生き物のようにもみえた。
山茶花はツバキ科の常緑小高木で、秋から春まで半年近く咲き続け、色彩の少ない時季に咲く花として、垣根や庭木として植えられる樹木。
「さざんか」は雪の中でも氷点下でも健気に花咲く姿から、花言葉は「困難に立ち向かう」だそう。
童謡「たき火」や歌謡曲「山茶花のはな」が思いだされます。