勿体ない精神がありすぎて
昭和20年生まれの私は戦後の食糧難を知っている。
新潟は食料に比較的恵まれていたかもしれない。
私の実家はサラリーマン家庭で質素倹約を旨としていた反面、大正4年生まれの父は、モボ、モガ(モダンボーイ、モダンガール)の話をしていた記憶が残っている。
モボ(モダンボーイ)に憧れていたらしい、モダンで素敵なことが好きだった。
私は親の暮らし方を見ながら育った。
今でももったいない精神は健在の反面、素敵に暮らす生き方が好きだ。
段ボールに下田産のさつまいもをいただいた、ひと箱は薪ストーブで焼き芋を焼いて家族や友人に。
二箱目が残ってしまった。
今日こそ「大学ポテト」を作りたい。
畳10帖ほどのところに野菜が植えてある。
主人が肥料を施し耕してくれる。
ベビーリーフはときどきフレッシュサラダに。
切った葉ネギが伸びてきた、葉ネギは葉だけを収穫してかき揚げ天ぷらにしたり、チヂミにしたりする、ネギ好きな家族に好評。
「根つき葉ねぎ」を買って根は地植えにした、わけぎ、九条ネギ、万能ネギなどが混植しあっている。
イタリアンパセリは素揚げにして塩をふる。
パクチーはサラダに。
ルッコラは花が咲き始めたが、次女が頂戴といって葉だけを摘んで帰った。
手塩にかけた自家栽培だと思うと勿体ない、収穫して無駄にしないようお料理に使いきってしまう。
畳四帖ほどのところは、スーパーで買った「根つき三つ葉」の根の部分を切って地植えしたり、こぼれ種で増えた三つ葉の群生。
ここはラズベリー畑だったが、赤い実を収穫してジャムづくりすることは私にはもう無理なので。
主人からラズベリーを倒してもらったが、地下茎が残っていたらしく何本か生えている、梅雨になると赤い実をつけることだろう。
三つ葉の群生になってしまったが、その後ミョウガが出てくる。
三つ葉は、家族の多い友人に持って行って上げるととても喜ばれる、すでに数人に差し上げた。
今日の予定はサツマイモの「大学ポテト」を作ること。
三つ葉を友人二人にお届けすること、今年の三つ葉はこれが最後。
今日は最小限これだけは私の午前中のスケジュール。
私の中の勿体ない精神は健在、さぁ~三つ葉の収穫をしよう。
(2022.04.27 水曜日 09:00 記す)