昭和の象徴@名石の和庭
ずいぶん前、友人は亡き先代がお造りになった「名石の和庭」を「雑木の庭」にリ・ガーデンしようと思っているけれどもどうかしら。
とご相談があった。
そのことを、遠方でご家庭をお持ちの息子さんや娘さんにご相談されたそうでした。
子供ころ「和風庭園」を見ながら、育まれたお子様方は、思い出の庭がなくなることは忍びないと異口同音に反対されたそうでした。
高齢社会が現実になって久しい。
あの時代は高価な名石が、全国から集めら築山された重厚な和風庭園が数多く見受けられたものだった。
植栽されている樹木は、名石にみあった高価なものがおおく、綺麗に手入れが行き届いた和風庭園の美の風情を眺め楽しんでいられたものだった。
その年代の方の多くは他界されてしまっている。
私ども高齢者は自分の身だけで精一杯の状態になりつつある。
庭の維持管理となると専門の業者にお願いすることとなり出費はかさむ。
時代は変わった、若い方は、その良さを知らずに、高価な名石や樹木をお金を払って整理をされる方がいらっしゃるのが現実。
私は考えた、手作りのワイルドな和風ロックガーデンにする方法もあるのではないかと。
昭和年代の象徴でもある「和風名石庭園」を「手作りロックガーデン」にリガーデンしてほしいな~と若い人達にお願いしたい。
各地に残っている高価な名石をごみとして処分することなく。
(2021.10.23 土曜日 14:47 記す)