バラの季節にバラのない雑木の庭
もみじの樹下に「コンボルブルス」が満開になっている。
雑木の庭に合うグランドカバーとして植えたものだった。
雑草「トウバナ」「小笹」「ハコベ」「万年草」「カタバミ(地下茎でない抜けやすいもの)」が生えている。
コンボルブルスと背比べしている雑草の中で、すーと直立している小笹が一番高いよう。
コンボルブルスと競争して太陽の光を求め、雑草もぐんぐんのびる、のびる。
わが家の庭で一番目立つ紫色が美しい「コンボルブルス」の群生。
いまの時季は何処でも薔薇のお花が満開なのに雑木の庭は私の趣味。
いま生きていたら100才はとうに過ぎている舅さんは香り高いピンクのバラを好んだ。
結婚間もない当時の私はそのピンクのバラが好きで、バラの季節になると楽しみに愛でていた記憶が残っている。
主人マル夫さんはバラは嫌いだといって植えることを好まなかった。
理由は単純、バラの棘が作業するのに大変だということからだった。
私は主人が嫌いという事を好んでしなかった。
舅姑さんが亡くなってまもなく、新しいところに和風の家を建てた。
庭には雑木を植え、時間をかけ雑木に合う植物や山野草をうえ手作りの庭をせっせと作った。
後年になって、雑木の庭に似合う棘のない原種のばら「ドックローズ」を一本だけ植えた。
いまの時季どこのお宅でも薔薇が見事に咲いている。
その美しい庭を見るたびにいまだに薔薇に未練は残るが・・。
雑木の庭と共に生きてきた私の人生は、華やかさよりこころに安らぎや癒しを求めた人生だったかもしれない。
※ 今日は新潟県知事選挙投票日 柏崎には世界最大の原発があります、原発再稼働が争点ともなっている県知事選です。
(2022.05.29 日曜日 08:38 記す)