桜の名所でなくても身近な美しいところで
春爛漫になってきた。
JAから庭の土やバーク堆肥を届けてもらったものが積まれている。
バーク堆肥を雪が消えると春一番に庭に敷くと植物が元気に芽出しをする。
それに雑草が生えにくい。
ちょっと遅くなったがその作業もある。
いつの間にか「ゆすらうめ」が満開を過ぎていた。
「ジューンベリー」の花が開き始めた。
ジューンベリーの花の蕾はかたまって、木蓮のようにうわむきについていることを今年初めて気づいた。
白い花が咲くと庭が一気に華やぐ。
車を10分ほど走らせると国指定の古い水源地の建物がある、そこの桜が満開になっているよとマル夫さんは仕事関係の方から教えてもらったらしい。
昨日、随分お会いしていない友人が訪ねていらっしゃった。
家に上がって頂いて二人でお茶をした。
お互いに近況報告しあった。
ご主人に先立たれて、息子さんファミリーと同居しているという。
私は何かで知った「団らんの中の孤独」ということばを彼女にお話ししてみた。
大なり小なり悩みはあるけれども、友人はご子息ファミリーと仲良く暮らしているという。
人生はそれぞれ違うことを感じた。
友人に雑草のごとく生えている「三つ葉」を根切り鎌で一緒に採って持って行ってもらった。
友人はみちすがら愛でてきたトリムの森の「桜とレンギョウの黄色い花がとても綺麗だったわよ」と教えてくれた。
外が明るくなってきた、雉が鳴いている、綺麗な声で野鳥がさえずっている。
私はこのさき二人で桜を見ることが何年あるだろうかと思いなおした。
今日は何はさしおいても二人で桜の花を愛でて来たいと思っている。
(2022.04.13 水曜日 05:13 記す)