懐かしい「春蘭茶」
庭の春蘭がたくさんの蕾をつけ、お花が咲き始めてきた。
母の日のプレゼントは「山野草」をお願いね、と息子夫婦に希望していたものだった。
いつの年だっただろうか?その年の母の日のプレゼントは「春蘭」、とってもうれしかった。
わたしは、庭の落葉樹の下で「春蘭」が育ちそうな環境を選んで地植えした。
「春蘭」が育つ環境に適していたらしく、春になると、たくさんの素朴なお花を咲かせ、わたしを楽しませてくれている。
遠い昔の記憶のようだが、わずか5年前のこと、たくさんの「春蘭」を摘んで「春蘭の塩漬け」を作ったことがある。
そして、来客のおもてなしに、春蘭茶をお出しした記憶がよみがえる。
そのときの画像が、手元にのこっていた。
素朴な春蘭の花言葉は「清純」「ひかえめな美」「気品」「飾らないこころ」だという。
「春蘭」のかおりと歯ごたえがよみがえってきた、そして、その頃の友人たちとの賑やかな会話の記憶が、よみがえってきた。
今年は思い出の春蘭茶をまたあじわいたい。