白梅の樹皮の美を観賞
今週のお天気は最高気温6℃~8℃ 最低気温0℃~2℃、彼岸入りすると気温は一気に上昇する。
2~3日前から庭の白梅が咲き始めた。
「梅一輪一輪ほどの暖かさ」梅の花はゆっくり咲いてゆっくり散る。
そこはかとなく春の気配が漂っている。
この白梅の実は肉厚で種が小さく、以前はとても収穫量は多かった。
若かった私は様々な梅仕事をしたものだった。
最近は手入れがままならないこと、薬剤散布をしないことで実の収穫量は激減した。
梅の木の寿命は200年は保つと言われている。
うちの白梅は私が50代のころ植えたもので、当時樹齢何年の梅を植えたか定かではなく、トータルの樹齢は分かっていない。
樹枝を見た限りだいぶ高齢のよう。
梅の木は若木より「老木の方が趣深く美しい」
最近の私は白梅の花よりも、朽ちた樹皮に苔が生えている風情を愛でている。
ウメノキゴケが生えていた。
お正月飾りの縁起ものとして、苔の生えた「苔梅」は珍重される。
梅の老木にシダ類の「ノキシノブ」が生えてくれたらどんなにか嬉しいか。
朽ちそうで朽ちない趣ある梅の老木は、庭に落ち着きを醸し出す。
すこしでよいから良い梅の実がなって欲しいと願いつつも、老木の樹皮に惹かれるいまの私。
(2022.03.18 金曜日 09:01 記す)