咲いたピンクの牡丹に想う
「生きようという気持ちがわいたのは」昨年2020年5月4日の日記にピンクの牡丹の蕾がたくさんついた歓びから、来年も生きてこのピンクの牡丹をみたいと、純粋な気持ちを綴っていた。
今日5月8日、12個のピンクの牡丹が順々に咲き満開となった。
接写すると、ピンクの牡丹の花びらがふわっと重なり、柔らかい温もりのなかに、雄しべが黄金色にまばゆいばかりの輝きを放っていた。
とっても幻想的な美しさ。
花は輝き放つ、世の無常を知らず、ただ儚い命の限りを尽くして、懸命に咲く
(詠み人 ヒメサユリ)
裏庭に咲いているピンクの牡丹。
現実に戻ると連れ合いが牡丹の花の後ろにある、ブナの木を剪定したところだった。
私の部屋の窓からは咲いてる牡丹の裏側が見える。
私は裏庭に出て、咲いている今年のピンクの牡丹を静かに写す。
触るとはらはらと花びらが散りそう。
何事も静かに受け入れよう、そんな気持ちで今年はピンクの牡丹の花を眺めた。
(2021.05.08 土曜日 16:03 記す)