現在位置:

縁起の良い植物「万年青(おもと)」

2021年7月30日 ガーデニング [RSS][XML]

紅葉のきれいな灌木「コバノズイナ」は自然樹形で育てられるが、徒長枝やちょっと離れた場所からも若い幹が出てくる。

今日は短時間で「コバノズイナ」の刈込を行った。

いままで姿が見えなかった「万年青(おもと)」が姿を現した。

「万年青(おもと)」は万年というめでたい言葉が使われていることから「縁起が良い」と言われる所以らしい。
万年青
大正生まれの今は亡き母は、家を建てたら一番先に「万年青」を持って行って、新しい庭に植えるようにと私に言っていた。

おもと(万年青)は家の基との言い伝えらしい。


写真の「万年青」は亡き姑さんが、どなたからか頂いて育てていたものだった。



姑さんは、十数年らい透析をしていたが晩年、植物の中でも「万年青」を慈しみ育てていた。

その姑さんは新しい庭ができる数年前に、くも膜下出血が原因で10日程の入院で亡くなってしまった。
若かった当時の私は、何の変哲もない「万年青」を、姑さんは何で好んでいたか思いは及ばなかった。

高齢に加え世情の変化に「植物さえも縁起の良いものを大切にしよう」と、ブログを書いている間に、急に私の考えは傾いた。


写真にある「金閣寺垣」さえ、若かったあの頃うちの人は手作りで作った。

庭にある、ほとんどすべてのものは手作り作業をしたものだ。

万年青と金閣寺垣
日本にとって波乱含みの多い夏は早く終わって欲しいものと、私は秋空に近い夏空を見上げた。

いまの私は、全ての人に幸あれと願わずにはいられません。

(2021.07.30 金曜日 11:02 記す)

コメントがあればどうぞ。
お送り頂くコメントは管理者が許可後掲載します。メールアドレスは公開されません。お名前はニックネームでも可。

メッセージ:
お手数ですが、下記に「送る」と入力してから「コメント送信」をクリックしてください。

ブログTOP