初めて見た「クロバナロウバイ」の種
日中の気温は6℃、紺のタートルネックセーターに、30年は着続けているアラン模様の手編みベストという軽装で庭に出た。
枯れた草花を30分ほど整理した、寒くはなかった。
ふと目に入った黒い塊は「クロバナロウバイ」の枝にぶら下がっていた。
ハチの巣かしら、枯れ葉かしら、と目を凝らしてみる。
え~もしかして「クロバナロウバイ」の種?
ちぎるとロウバイの香りがした。
ひと花だけ受粉した「クロバナロウバイ」の種だった。
割って中を拝見~無数の種が入っていた。
いつ頃植えたかは覚えていないが、きっかけは友人が茶道の師匠をされている。
自宅で茶道教室をしているので、お庭にはたくさんのお茶花が。
ある時、この黒い花はなんていうの?とお聞きしたところ「クロバナロウバイ」よと教えてくれた。
珍しい花姿に、私は早速お取り寄せして植えた覚えはある。
低木の「クロバナロウバイ」が咲く5~6月には香りがあたりに漂う。
いままで、絵にならなくて花姿を写真に撮ったことはなかったが、一輪を写すのが良いかもしれない、来年の楽しみ。
(2021.12.23 水曜日 14:11 記す)