肺腺がんから復活できたことを実感する
2017年1月21日に肺腺がん治療を終え無事退院した。
日常生活を送る不安は非常にあった、本音は退院したくなかった。
退院後、どのような日常を過ごしたか、振り返っても家庭での生活は殆ど記憶に残っていない。
無我夢中で日々の生活を送っていたと思う。
3月に入ると帯状疱疹を患った。
帯状疱疹が完治すると
こんどは放射線治療による間質性肺炎になってしまった。
自宅で投薬治療は出来たけれども、
私の肺腺がん治療をしていただいた主治医の先生のもとで、安心して治療を受けさせていただきたくて、再度の入院をお願いした。
2回目の入院生活は一か月くらいだっただろうか、献身的に治療にあたってくださる主治医の先生には、またまた大変お世話になってしまった。
今から4年前の3月~4月にかけてのことだった。
いま考えると癌になったことも、入院生活を送ったことも、今となっては、まるで夢の中の出来事のように思える。
今日これから、うちの人はお客さまのところへ
私は蕾がついていた「山桜桃梅(ゆすら梅)」の剪定を始めた。
「ウメモドキ」の剪定もした。
あれから4年目、ガーデニングをする気力が身体の中から湧き出てきた。
人生において出来湧くことはすべて必要あってのこと、時が解決してくれることもあると静かに待つ。
すべては「静かに待つこころ」が解決してくれることもあると、またまた私は悟る。
あのころから見たら、しわは深くなり老け顔になってきたが、私はだんだん体力が付いてきたようだと、私自身の身体の不可思議を思わずにはいられない。
わたしは多分まだお役目があって生かされているのかもしれない、お陰さまと言うよりほかはない、有難いこと。
(2021.03.11 11:17 記す)