病院のロビーコンサートで思い出す
数年前の交通事故を思い出した。
趣味程度のお仕事をしていた。
午後一番、車でお客様宅にお伺いする予定だった。
お客様のお宅まで、もう一歩の住宅と田んぼのある、信号のない交差点にさしかかった時の出来事だった。
わたしの車は、大きな通りから脇道に左折してすぐの交差点だったので、スピードは20～30キロほどのノロノロ運転をしていた。
交差点にさしかかっていたところ、一時停止違反の左折車が、スピードを上げたまま運転席の方にぶつかってきた。
わたしは、避ける間もないとっさの出来事、びっくりして何が何だかわからない状態だった。
相手の車は、小さなお子供さんを乗せた若い女性の方で、途方に暮れ泣くばかりだったことを思い出す。
わたしの方は、病院の整形外科で、レントゲン検査をしていただいたところ頚椎捻挫、のほかに病名がいくつか書かれていた。
首はもちろんのこと、両肩の痛み、胸、上腕、肘、腰、腿、下肢などが痛んでいた。
治療はながびいたが、お陰さまで、後遺症は残らなかったよう、
自動車事故は2014年秋のことだった。
記憶では、この自動車事故がわたしの運転歴で一番の出来事だった。
人口の少ない地方都市では、公共交通網が完備できない事情もあり、高齢者になると、かえって車は必需品となる。
車の運転は、慎重にも慎重を期することを非常に心がけるようになった。