お庭の美しい友人宅にて想う
友人F子さんとは、かれこれ30年以上のお付き合いをさせていただいている。
70歳代になると、友人たちとは若い時ほど頻繁にお会いすることは、環境や身体の具合によって不可能となってくる。
今日はF子さん宅の美しい庭園を眺めながら「ヘルシー弁当」をともにさせていただくこととなった。
美しいお庭を眺めながら、いただくお弁当はなによりおいしい時間だった。
が、この美しいお庭が過去に集中豪雨の被害にあっている。
堤防決壊によって、水かさは2㍍にも達し甚大な被害に見舞われた当時の経験話しをされた。
今回の台風19号がもたらした「堤防越水・氾濫・決壊を見るにつけ他人事と思えないわ」「いまの年齢で被災したら立ち上がれないかもしれない」と、F子さん。
台風19号がもたらした自然災害の大変な惨禍にこころは晴れない。
逃れることのできない、とてつもない自然災害の前に、人間はいかに無力であるかを感じる。
被災地の高齢者の皆様には、身体の衰えを実感する同じ年代を生きる者として、何と申し上げたらよいのか言葉さえ失っている二人だった。