私の着る洋服を干渉する主人
昨日は二人の診察日だった。
専業主婦をしている次女がいつも付き添ってくれて有難い。
50代のころ服地を買って、プリンセスラインのオーダーメードワンピースを作っていただいた。
このワンピースは彼が最も嫌いなワンピースで、一緒にお出かけする時は着ないことにしていた。
断捨離しがたくて用件を足すときにはアクセサリーをつけて着ていたが・・
もうお互いに年齢だから相手の服装に干渉はしないだろうと私には隙があった。
昨日、病院にいくときにこのグレーのワンピースと秋らしいカーデガン(これも着尽くして断捨離しようと一時思ったもの)を羽織って一緒に出掛けた。
心電図の検査をしていただいた、看護士さんはとてもほめてくださった・・断捨離しなくて良かったと内心思った。
そのうえカメオのペンダントとカメオのピアスをつけていたから「このワンピース嫌い!」と彼は言わないだろうと思って車に乗った。
病院への行きは、主人の運転で彼が寄り道したいデパ地下で次女と三人でお買い物をし、佐渡島でとれた地魚のお店でお寿司を食べて病院に向かった。
帰りもやはり食べ物を買って次女を送って家についた。
車から降りたところで「よくまあそのワンピースを着ていったものだ、俺はそのワンピースは大嫌いだ」と叱られた。
「髪の色と同じような服をよくきていったものだ」と。
私はお洒落が好きで若いころは、毎日服をとっかえひっかえ着ることが大好きなタイプだった。
そのころは一年に何着も作っていただいていた。
さすがに、もうあるもので済ますようになったが、いくつになっても
髪と服装には配慮している。
主人と出かけるときに彼の好みでない服装をして出かけようとすると、そんな服と叱られることもある。
彼が好みそうな洋服に改めて着替える。
このワンピースに限らず、そんな場面が今でも多々ある。
呉服、洋品全般を扱うお店が繁盛していたころに生まれ育ったこともあって、着るものに一過言あるひと。
本当のお洒落れというものは「さりげなく 良いものを持ったり着たりすること」結婚当初 彼から教えてもらった言葉が思い浮かぶ。
彼はお洒落に対する固い信念を持っている。
(2021.10.02 土曜日 14:28 記す)