お彼岸のお墓参り
わがやの宗派は曹洞宗である。
市街地のはずれ、小高い山裾にある山寺が菩提寺である。
彼岸には、お墓参りをと考えていたところ、お墓にお供えする墓花の用意がなかったことに気がついた。
今日は台風17号が接近するらしく、気温が34℃と高くなるよう。
早めにお参りを済ませたい。
月命日には、お寺さまからお経を挙げていただき、お茶を一服差し上げます。
ある年の月命日におっしゃった言葉を思い出した。
お寺さまは、うちの宗派では庭に咲いている花をお仏壇にお供えすることが、何よりの供養になるのですよと。
そうだわ、庭をめぐればなんとかなりそうと、庭を一巡した。
お墓にお供えする一束のお花を用意でき、とってもうれしかった。
「彼岸花」「千日紅」「カクトラノオ」「紫蘭の葉と実」「糸ススキ」「斑入りイタドリ」「水引草」「ヒオウギ」
うちの庭に咲いていたささやかなお花を、故人はどんなにか喜んでくれることでしょう。
さぁ~ひと抱えのお花を持ってお墓参りに出かけましょう。
墓前にお花を添えることができ、とてもよい供養ができたことに、わたしはほっとし嬉しかった。